夜更かし厳禁!?寝不足について知ろう

睡眠不足だと食欲が増す?

​​「睡眠不足になると、摂取カロリーが上がる」という、はっきりした 研究結果があります。​ 

​​起きている時間が長いぶん、1日の消費カロリーも上がります。しかし、その消費カロリーが上がった以上に、摂取カロリーも増えてしまいます。​ 

​​差し引きするとエネルギー収支はプラスになり、慢性的な睡眠不足は体重の増加だけでなく、高血圧、高血糖、糖尿病などになるリスクも高まります。​ 

​​また、睡眠不足になると甘いものや脂っこいものが欲しくなり、その理由は脳の”食べ物の好みを制御する部分”の働きが変わってしまうからだと言われていますが、詳細なメカニズムはまだわかっていません。​ 

柳沢先生について

​​柳沢 正史 / Masashi Yanagisawa​
​​株式会社S’UIMIN 代表取締役社長​

1960 年東京生まれ。筑波大学大学院修了、医学博士。米国科学アカデミー正会員。大学院であった 1987 年に血管制御因子エンドセリンを、1998 年に睡眠・覚醒を制御するオレキシンを発見。31歳で渡米し、24年間にわたりテキサス大学とハワードヒューズ医学研究所で研究室を主宰。2012年、文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)を設立。2017年、株式会社S’UIMINを起業し、代表取締役を務める。『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』の開発にあたり、睡眠情報に関する監修を担当。

紫綬褒章(2016年)、
朝日賞、慶應医学賞(2018年)、
文化功労者(2019年)、
ブレークスルー賞(2023年)など受賞多数。

株式会社S’UIMIN公式サイトは​こちら